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動物なくしては成り立たない非臨床試験

新薬を開発し、実際に人に処方できるようになるまでには薬効と薬理を調べるのはもちろんですが、薬につきものの副作用としてあらわれる安全性試験も含まれます。

安全性試験は毒性試験と言い換えられることからも分かるように、どのような悪影響が出るかを知るには不可欠で、これが非臨床試験と呼ばれる実験です。この大事な実験をおこなうために人間の役に立ってくれているのがさまざまな動物で、ラットを筆頭に動物園で人気者のハムスターやモルモットにウサギといった小動物があげられます。さらに、今や人間と共に暮らして人と同じ病気を発症することが珍しくなくなった犬は、生活習慣病やがんに対してどのような薬効を示すかを知るには絶好の実験対象となってしまいました。

愛犬家にとっては、犬がこうした非臨床試験という場で人間の役に立ってくれていることに感謝の気持ちと悲しみを同時に抱くことでしょう。犬は昔から人のよき友として生活してきましたが、現代では人間の病気を治すための手伝いもしてくれているのです。動物たちに行われる非臨床試験で得たデータは重要度と信頼度が非常に高く、そのまま厚生労働省へと報告できるほどで、動物たちの小さな体が与えてくれる人への恩恵以外の何物でもありません。最終的には人への効果をデータとして集めるために治験が行われますが、それ以前にすでに高い安全性を約束してくれる動物たちの存在なくしては、成り立たないのが非臨床試験なのです。

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